介護ソフト・地域包括ケア(医療介護連携システム)の カナミッククラウドサービス

カナミッククラウドサービスで実現!
ドラッグストア×デイサービスの次世代介護のカタチ

今回は千葉薬品グループとして千葉県でトップクラスの介護事業所数を誇るヤックスケアサービス代表取締役社長 末祐一郎さん(写真:中央)と常務取締役・管理本部 兼 総務部長 美藤 和宏さん(同右)のお二人と、カナミックネットワークの代表取締役社長 山本拓真(同左)が対談し、介護DXについての取り組みから、カナミッククラウドサービスへのリプレイスの経緯などについてお話をお伺いしました。

インタビュー動画(前編)
インタビュー動画(後編)


介護dx対談

事業内容

株式会社ヤックスケアサービス拠点


山本:こんにちは。本日は介護業界の課題をデジタルの力で解決する「介護DX対談」と題しまして、ヤックスケアサービス様の介護DXへの取り組みを中心にお話をお伺いしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

末社長:よろしくお願いいたします。

山本:まずは、御社の事業内容について教えてください。

末社長:当社は千葉県を中心に、「デイサービス」「訪問介護」「居宅介護支援」の3つの事業を柱として、それ以外に「福祉用具貸与」「訪問看護・リハビリ」「サービス付き高齢者向け住宅」を運営している会社です。

山本:ヤックスケアサービス様は、千葉県では誰もが知っている大手のドラッグストアである千葉薬品様のグループでいらっしゃいますが、2000年からすでに介護事業に参入されていらっしゃったのですか?

末社長:はい。千葉薬品はドラッグストアとしては最も早く介護事業に参入した企業です。最初は、「訪問介護」「居宅介護支援」「福祉用具」の事業を行なっていましたが、2003年から「元気が湧き出るデイサービス」をコンセプトに、ドラッグストアにデイサービスセンターを併設した「ドラッグストア併設型デイサービス」を始めました。 ドラッグストアと併設している強みを生かして、ご利用者にドラッグストアでお買い物をしていただく「ショッピングリハビリ」といったプログラムを機能訓練の一環として行っています。
そもそも買い物にすごく困っているご利用者が多かったので、デイサービスのついでにドラッグストアで買い物が出来て、さらに送迎のついでに自宅まで届けてもらえるという所が、支持されている非常に大きな理由の一つだと考えております。

山本:ショッピングリハビリ、面白いですね。ある意味「買い物に行く」という介護サービスも同時に叶えられるので、保険料も抑えられて、かつご本人の満足度、ご家族の満足度も上がるということで、私はこれはすごく素晴らしい事だと思います。

DXに取り組み始めた理由

株式会社ヤックスケアサービス・末氏と美藤氏

左:ヤックスケアサービス 代表取締役社長・末祐一郎さん
右:常務取締役・美藤和宏さん

山本:御社がDXに取り組み始めた理由についてお聞かせいただけますか?

美藤常務:DXに取り組み始めた理由は、やはり現場の事務負担の軽減と、人材不足が年々深刻になっておりますので、離職防止も含めてその辺が少しでも緩和できればということで取り組みをスタートさせました。

末社長:人が絶対やらなきゃいけない仕事以外は極力取り払って、デイサービスでいえば、朝来て夕方まで利用者さんのことを見られる体制にするのが一番必要だと思っています。働いてもらっているみんなは事務だとかそういうのをやりたいんじゃないと思うので、そういったところがDXを進めるきっかけになっています。

山本:仰るとおり、事務がやりたくて介護職になっている人はあまりいないと思いますし、介護の仕事をやるということがモチベーションにすごくつながっていくということですね。

債権管理機能で現場と本部の連携がスムーズに

株式会社カナミックネットワーク・山本拓真

カナミックネットワーク 代表取締役社長・山本拓真

山本:もともと他社様のサービスを導入されていらっしゃって、事業所数の拡大により本部の管理機能を強化するためにカナミッククラウドサービスへのリプレイスをご決断いただいたとお伺いしました。特にリプレイスの決め手になったのは、どんな点だったのでしょうか?

美藤常務:カナミックさんに乗りかえさせてもらった理由は、債権の管理が容易にできるというところに非常に魅力を感じたからです。債権管理については、今までは本部で確認をして把握するまでにある程度の時間を要していましたが、現状はリアルタイムに現場と本部側との情報が共有できるようになったので非常に大きく変わったと感じています。

債権管理

末社長:書類を並べて突合することがなくなったのは非常に大きいですね。あれって文字が小さいじゃないですか(笑)。カタカナだし、こう(目を細めて)見ないといけないですし。時間がもったいないですよね。データ取込で自動で消込が出来てて「あとは(再請求対応するのは)この人だけですよー」って一目で分かるようになったのが、やる側としては助かっています。
あと本部側も確認したいと思った時にいちいち現場に聞く必要がなくなりました。「ちょっとエラーが多いね」「過誤や返戻が多いね」という時にアプローチができるようになったのが一番変わったところです。

山本:事務処理の効率化だけではなく情報共有も重要だということですね。

末社長:あと私も事業所を回るときに、データを見てから行くようにしているんですが、それで、「全部きれいにできてるね」という事業所には、伝えてあげるようにしています。

山本:なるほど、職員の方も見てもらっていると分かるとうれしいですよね。

末社長:そうですね。ちゃんと出来ていることを現場に伝えてあげたいと思っているので、そこも大きく変わりましたね。
あとは変わったのは、意識ですね。今まで何となくやっていたのを風土を変えていく一つのきっかけにもつながっていると思います。今はうるさいかも知れないんですけれども、何年か経って、今のDXへの取り組みが会社の風土を変えることにつながっていくのかなと思っています。そこが一番変わったと実感しているところです。

郵送代行サービスで現場のストレスを軽減

山本:御社にはBPOサービス(カナミックかんたん郵送代行)も使っていただいていますが、利用されてみていかがでしょうか。
※ヤックスケアサービス様では、各事業所で行っていた3千通近い請求書・領収書の「印刷」「封入」「発送作業」をカナミックの郵送代行へ委託

美藤常務:複数サービスを展開しておりますので、一本化になればそれだけでも経費の削減につながるという点と、私も末社長も現場職を経験しておりまして、その作業の大変さを分かっているので、BPOも是非やりたいとお願いした次第です。

山本:末社長も郵送の紙を詰めていらっしゃったことがあるんですか?

株式会社ヤックスケアサービス・末氏 末社長:ガンガン詰めてました(笑)。お金のことなんで遅れちゃいけないし、間違ってはいけない。すごくストレスですよね。なので、やってもらえることですごく助かっています。今は、あのとき神経をすり減らしていたのは何だったのっていうぐらいです (笑)。

山本:間違えられない作業を利用者さんを帰した後の夕方・夜にやるのは大変ですよね。そこが改善できているというのは非常に良かったです。 私もボランティアで介護施設へ行って現場業務を体験したりするんですけど、職員の皆様はあれもこれもさらに事務も全部やっていらっしゃって、これはスーパーマンだなと。そういった面でDXしていって、要介護者の方と関わる時間をできるだけ増やしていただいて、職員の方がストレスを感じることがなくなっていくのはすごく大事ですよね。

美藤常務:まだ慣れ始めてきたところなので、これから職員にはDXによる効果をより実感してもらって、利用者さんと接する時間が増えて、利用者さんの満足度が向上して、職員の精神的な不安も取り除いて定着率が上がっていくことをすごく期待しているところです。

今後の事業戦略

ヤックスドラッグ外観

山本:最後に御社のこれからの事業戦略と、少子高齢化社会に対するイノベーションとしてどんなことに取り組んでいきたいかについて教えていただけますでしょうか。

末社長:千葉薬品グループとして、ドラッグストアを基盤として、調剤薬局・介護が合わさったケアステーションモデルを推進しています。 また、ドラッグストアと併設しているからこそ、ご利用者と繋がるような仕組みが欲しいなと思っています。 タブレットなどを持ってもらってご利用者と繋がることで、介護サービスだけじゃなくて、買い物ができるとかドラッグストアのものがポチっと注文できるとか、薬局にお薬の相談や健康相談ができるとか。利用者さんもそうなんですけど、一緒にいるご家族様にもご家族様ならではの相談だったり、オンラインで繋がることでいろんなニーズが拾えるんじゃないかなと考えています。

山本:オフラインでの人間関係はすでに出来ていらっしゃるので、さらにオンラインも含めて両方で、ご利用者のご家族も含めて繋がれるような地域社会を作っていくのが、御社の超高齢社会におけるイノベーションということですね。これから地域住民の方のためにもぜひ素晴らしいサービスを提供していただけたらと思います。今日はありがとうございました。

末社長:ありがとうございました。

株式会ヤックスケアサービス

株式会社ヤックスケアサービスロゴ
組織概要
法人名 株式会ヤックスケアサービス
住所 〒260-0025
千葉県千葉市中央区問屋町1-35 ポートサイドタワー28階
従業員人数 900名
事業所数 88事業所
事業内容 通所介護、訪問介護、居宅介護支援、訪問看護・リハビリ、サービス付き高齢者向け住宅、福祉用具貸与・販売
導入システム 居宅介護支援、訪問介護、障がい者総合支援、訪問看護、通所介護、サービス付き高齢者向け住宅、カナエルタッチ、債権管理、郵送代行BPOサービス
株式会社ヤックスケアサービスロゴ
お問い合わせフォーム
お問い合わせフォーム