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分散しがちな在宅情報を一元管理するには
小野沢さらに重要なのが在宅の患者さんの情報を、その人に関わる職員全員で共有することです。介護度はもちろん、家の環境、家族の疲労度、本人の希望。治療方針を立てるにあたり、そうした情報を医師が知ることは大変重要ですし、ケアプランを立てるケアマネジャーも新しい情報を入手してプランの変更を検討しなければなりません。一人の方を在宅で支えていくには医療と介護は分離できないし、分けるべきではありません。そのためには情報の共有化が不可欠となってきます。
山本病院は診療科目別、あるいはフロアーごとに1つのチームが組まれており、入院すると科目別、フロアー別に1つのチームが多数の患者さんに対応します。施設の場合も同様です。患者さんや入居者さんの情報は建物内で管理されており、チーム内での状況共有も容易です。
ところが在宅では利用者さん1人に対して1つのチームを結成、それはさまざまな事業所のスタッフから構成され利用者さんの数だけチームがあります。それだけに利用者さんに関する情報が分散しがちで共有は難しい。情報を共有するにはチーム一人ひとりを何かで結び、各スタッフが自分が行ったり得た利用者さんの情報を入力、データとして一元管理し、それを他の職員が閲覧できる環境を整えなければなりません。 それを可能にするのがASP(*アプリケーション・サービス・プロバイダー)で、インターネットが接続できる環境であれば誰もが、どこででも情報を共有できます。
カナミックASPサービスの最大の特徴は自社内のみならず、他社とも連携できることにあります。亀田グループ内でASPを活用されるのはもちろん意義がりますが、グループ外の人もIDとパスワードさえ取得すれば、ネットに参加できます。地域内の医師や看護師、介護職員が関与する在宅の利用者さんの情報を共有でき、時間と距離の垣根が取り払われます。それは単なる連絡ではなく、まさに共有です。
川上各専門家が必要とする利用者さんの情報を必要な時に入手できればより適切なサービス提供が実現できます。
ケアマネジャーは1ヶ月に1度の訪問では詳細な日々の様子が把握できません。利用者さんと家族の仲が悪く見えたのに、本当は仲睦まじいというようなケースがあります。毎日通うヘルパーさんはそういう細部が良く分かっており、またヘルパーさんにしか気づかないことはいくらでもあります。そうした情報は聞かなければ入ってこないこともあるし、ケアマネジャーはすでに知っているだろうと思っていたりする。それだけにネットワーク化で日々の変化がわかり、そうした意思の疎通の欠如が解消されるのは大きい。毎回紙に書き届けてくださいとはいえませんからね
小野沢カルテが一本化され、そこに医療関係者が情報を付記していくのと同じで、さまざまな職種の人が在宅の利用者さんの情報を1枚の紙に書いていくようなもので、必要な時にそれを見られればトータルな介護力はアップします。

