インタビュー

瀬戸 恒彦 さん インタビュー - 介護の明日を考える

  1. ケアマネジメントに課せられた今後の課題
  2. 情報共有化の課題と展望
  3. 介護予防事業の今後の展望と介護事業経営への影響

2.情報共有化の課題と展望

(1)情報共有化の課題

瀬戸 恒彦 さん

前述したように、現状のケアマネジメントプロセスにおいて、さらに介護予防マネジメントが導入された場合において重要なことは、利用者のアセスメント情報やモニタリング情報をいかに連続性・継続性をもって共有化するかである。特に医療情報については、その必要度が高い。

しかしながら、個人情報を事業者が利用者や家族の同意なしに勝手に他の事業者に情報提供することは、個人情報保護の観点からすべきではない。あくまでも個人の情報は個人が管理すべきであり、情報のコントロール権は、その個人に委ねるべきである。これが個人情報保護を考える際の原理原則である。この原理原則に則って個人情報の連続性と継続性を確保する仕組みを構築することが課題である。

(2)今後の展望

個人情報保護の観点から利用者の同意なしに、事業者間で情報を共有化することは益々困難になることが予測されるが、逆に、利用者や家族のコントロール下においては、情報の共有化が可能となる。

今後、利用者本位の質の高いケアマネジメントを実践するためには、ケアプランの評価と提供されているサービスの評価を定期的に行う必要がある。利用者や家族は、自分達の情報が勝手に使われることについては、非常に敏感であるが、生活の質を高めるために使われる場合や、自分たちにメリットがあると納得している場合は、問題になることはない。

したがって、サービスを良くするための評価情報を利用者や家族とともに共有化しつつ、個人情報の連続性と継続性を確保するシステムを開発することが期待される。

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